「ミルク飲み過ぎかな?と思ったときは、赤ちゃんをよ~く見てみよう! 」
どんどんミルクが増えてしまうときはどうしたらいい?
ミルク缶に書いてある量では全然足りなそう…そんなときはどうしましょう。
ミルク缶に書いてる量はあくまでも目安で、大人も少食の人がいたり食いしん坊の人がいたりするように、赤ちゃんもその子にあった哺乳量があるので、赤ちゃんの様子を見ながら、どうかな〜?本当に足りないのかな〜?と考えてみたいと思います。
ミルクが足りないと思うタイミングは、泣き止まないとき、ずっとパクパクしているとき、指しゃぶりしているとき、そんな感じのときかなあと思います。
この様子、実はお腹が苦しくて見られることもあります。
そしてこのポンポントラブル、結構よくあります。
ポンポントラブルとは、ゲップがうまく出ない、お腹にガスがいっぱいで苦しい、飲みすぎて気持ち悪いなど、とにかくポンポン(お腹)が気持ち悪いんです。
こんなとき、「足りないのかな〜?」と思って更にミルクを足すと悪循環。
ますます落ち着かなくなってしまったりします。
もしかしてポンポントラブル?って思うときには、しっかりゲップを出してみる、ガスを出すお手伝いをしてあげるというのも大事です。
どうしてもゲップが出ないというときは、いつもと違う方法を試してみるのもいいかもしれません。
自分の肩に乗せて背中トントンで出なかったら、新生児の沐浴で 背中を洗うときみたいな前かがみの体勢で背中なでなでしてみる、トントンじゃなくてなでなででも十分効きます。
あとは、お腹にいたときみたいに丸く抱っこしてゆらゆら揺れてみるのもオススメです。この丸くなってゆらゆら、ゲップもおならも出やすいです。
あと、明らかにガスっ腹のとき、お腹を見るとポンポコリンになっていたりしますが、こういうときっておならと一緒にちょびちょびうんちをするので、うんちがいっぱいでるわ〜っという感じがするんでが、実は、肝心の本体は出てない!みたいな状態のときがあります。
なので、ガス抜きのために綿棒で肛門を刺激してみるっていうのもひとつの方法です。
いっぱいうんちが出ているはずだった子が、大量のガスと一緒に大量のうんちを噴射して、大事件になることもあります。
でも、その後は何もなかったようにスッキリした顔して穏やかになる。
それがまたかわいいんです(笑)
そして月齢が大きくなってきたら、もうひとつ試してみてほしいことがあります。「ミルク以外に楽しいことあるよ〜」ってぜひぜひ教えてあげてください。
お散歩していろんなものを見たり、お母さん の歌声を聴いたり、絵本を読んだり、おもちゃで遊んでみたり。おもちゃってなんでもいいんです。 家にあるもので。
レジ袋持ってカシャカシャしたり、アルミホイル丸めて糸つけて目の前チラチラぶら下げてみたり、何が好きかな〜っていろいろ試してオンリーワンのおもちゃを開発するのもお もしろい!こうやっていろんなことやっているうちに、
「世の中にはミルク以外にも楽しいことが いっぱいあるんだ〜!」って知って、ミルクミルクって言わなくなるかもしれません。
じゃー本当に足りないときってどんなとき?赤ちゃんしゃべってくれればいいのにな〜って思うと きあります、助産師も(笑)
上に書いたみたいにいろいろ試してみた結果、やっぱりもっと飲みた かったんだ〜、ごめんごめん、ってこと、あります(笑) でも明らかに足りないんだな〜って感じるのはこんなとき。おしっこが少ない・濃い・つ〜んと臭 う、肌にハリがない、口の中が乾いている、そんなときはさすがにいろいろ試してみたりなんてしないですぐミルクをあげます。
といろいろ書いてみましたが、なかなか簡単に解決できないこともあると思います。赤ちゃんの様子を目で見て抱っこして、はじめて見えてくる解決策もあります。そんなときのために地域には子育て支援者があちこちいるので、ひとりで悩まないでぜひいろんな人に相談してみてください ね。
筆者プロフィール
齋藤 かおり
助産師のおうち 助産師
お母さんと赤ちゃんのペアはオンリーワン!授乳もお世話も遊びも、日々の生活のあれもこれも、そのペアに合うベストな方法を一緒に考え、困りごと解決のお手伝いをしたいと思っています。
https://mw-ouchi.com/