「泣き虫だっていいんだよ」
昨日は息子がやけに「ママ大好きだよ」と言う。
そのたびに「ママも大好きだよ」を伝えて、大好きが行ったり来たりするあったかい1日だった。
夜寝るときにまた「ママ大好き」と言うので「ママとパパのところに生まれてきてくれてうれしい」と返したらぽろぽろ静かに泣き出した。
ちょっと前なら私はすぐにこの情緒不安定っぷり(!)を心配して
「どうしたの?」とか「学校で嫌なことあった?」と聞いちゃうはずだが、昨日は違った。
泣いている理由を私たちはすぐに知りたくなるけど、涙がじわじわしているときはゆっくりそのじわじわを感じさせてあげたらいいなと思ったから。
涙も言葉と同じ。
気持ちを表現する大切なツールだと思えば、すぐに質問するのは野暮ってもの😊余韻は大事よね。
しばらくハグして
「あー。涙出てきちゃった」
って息子が笑った。
<生まれてきてよかったなぁ>ってしみじみ思ったら泣けてきたそう。
感受性が強く、気持ちがあふれてくると泣けてくる。
私もそういう子だった。
すぐ泣くって言われて、それはいけないことのように感じて育ってきたけど、今ならわかる。
「感性がみずみずしい。心が豊かでそれって素晴らしいことよ」
息子(と自分)に敬意をこめてそう伝えた。
習い事の送迎はしてほしいけど「教室までは来ないで」と「ママ大好き」。
相反する感情がいそがしい小学5年生。
ママはわかってるから安心して大きくなりなさいね😊
筆者プロフィール
細川 あき
傾聴カラーセラピー
グリーフカウンセラー
「ママを楽しむ」会運営
人は誰でも自分で前に進む力(レジリエンス)を持っています。
お話を聴きながら、一緒にその力を見つけるお手伝いをします。