「コロナ禍でのお産 〜準備編〜」

はじめさんMeetTalk3

 私事ですが、先日無事に出産しました。コロナ禍での出産を迎えるということ、上の子の時とは全く違う状況の中で不安もありましたが、まずは大仕事を終えホッとしております。

 私は経産婦ですが、今回は6年あいての出産だったので忘れていることも多く、また行動規制もあったので里帰り出産は選択できず、本当に身近に頼れる大人は主人だけでした。

 しかし、そんな時に運命のように出逢ったのです。地域で活動されている助産師さんに!私は彼女の活動に本当に助けられました。上の子の時には生まれる前に美味しいものを食べに行ったり、旅行に行ったりできたのですが今回は特に出歩くことが不安材料の一つだったので何か出産前に家族で思い出を作りたいな…。と、まず家族で「お産塾マタニティフォト撮影会」に参加しました。素敵なマタニティフォトを撮影してもらえることの他に「お産」について助産師さんからわかりやすくお話ししてくれたので、特に一人でお産に臨まないといけない事がわかっていた今回、家族そろってどのようにお産が始まるのか?進んでいくのか?という事が、このお産塾のお陰で家族一丸となって挑めている感じが持てました。上の子も6歳離れているとはいえ、赤ちゃん返りがあり、それも悩みの一つだったので赤ちゃん人形を使ってママのお腹で赤ちゃんがどんな風に大きくなって、どうやって産まれてくるのかを子ども目線でお話しして頂けたこともとても有り難かったです。

 そして出産前36週の時には自宅まで訪問していただき「出張マタニティクラス」を受講しました。もうこの頃はお腹が前に“どーん”と突き出ていてとにかく重く少しずつ腰痛も感じ始めていました。出張マタニティクラスでは、今不安に感じている事や、お産のシュミレーションを一から丁寧に応え教えてくれます。ママには呼吸の整え方や子宮口が開きやすい体勢、いきみ方。そして赤ちゃんはどのように旋回しながら誕生しようとしているのか。ママたちって自分は出産する側で、誰かが出産することを見た事がない方がほとんどだと思うので、助産師さんがママ役で出産している様子を客観的に観ることで、赤ちゃんがどのように産道を通って産まれてくるのか?がとてもイメージしやすく、いきむタイミングがとてもわかりやすかったです。上の子もお人形を持ってきて、隣に並び自分のお腹にお人形をいれて同じ格好でママのお産のシュミレーションに合わせて人形を産んでくれました。出産間近にこの体験ができた事は本当に心強かったです。

 そして私が御守りのように妊娠中なくてはならなかったものが「バイアス仕立てのさらしの巻き方」です。もう今振り返っても、このさらしがなかったらこんなにお腹の中に赤ちゃんが長い間居てくれなかったんじゃないかな?と思うほど、巻き方を教わったその日から私にとっては毎日欠かせないルーティンでした。マジックテープで簡単にお腹を支えてくれるものもありますが、身体への負担が軽減されるのは私個人の感想ですがさらしの方が楽でした。上の子がいるので、とにかくじっとしている事はできなかったので、「もっと早く知っていればな~」が本音です。また、たまたま家にいた主人にもさらしの巻き方を指導して下さったので、巻くのを進んで手伝ってくれたり、パパもいつの間にか自然と巻き込まれていくマタニティクラス(笑)
自分では中々大変でもお願いしづらい産後のママの体についてのサポートの仕方もお話しして下さり、とても良い環境の中無事に出産に臨む事ができ感謝しております。

 私と同じようにコロナ禍での出産に不安を感じられている妊婦さんは多いと思います。ぜひ身近にいる助産師さん・サポートして下さる方を頼り一つでも不安材料を解消して一生思い出に残る良いお産にして欲しいと思います。

筆者プロフィール

はじめ りさ

一般社団法人 離乳食インストラクター認定講師
母子栄養協会 幼児食アドバイザー
母子栄養協会 妊産婦食アドバイザー

妊娠期のママから産後まで、『食』を通しての身体づくりについて、また離乳食や幼児食からのお口の機能・噛む力と身体の発達・姿勢についてなど、食の土台作りをサポートします。

https://www.Instagram.com/hugbaby0312/