「どんなことでも話せるママたちの居場所」
こんにちは!離乳食インストラクターの「はじめ りさ」です。
先日、11ヶ月までの赤ちゃんとママが対象·参加できる産後カフェに離乳食相談の講師としてオンラインで参加させていただきました。
毎回ママたちのお悩みを聞いて思うこと。それは、核家族が増えている現代、日中ママ一人で子育てをするワンオペ育児の時間が長くなり、ママのお悩みを聞いてあげられる人の存在も少なく、情報量の多いネットに子育てのノウハウを振り回され、何を信じどうしたら良いのか混乱しているように感じます。人に相談できないからSNSに頼る。確かに、それも一つの手法かもしれませんし、調べれば知りたい情報はいくらだって出てきます。
例えば、「これから離乳食を始めようとする赤ちゃん」がいたとしたら、ママたちは何を用意すると思いますか?食器類·エプロン·離乳食の参考書·ベビーフード·椅子などでしょうか。
赤ちゃん売り場に行けば、食器類一つを例に挙げただけでもかなりの種類があります。
机にひっついて倒れない·こぼれにくいお皿、赤ちゃんが持ちやすいコップ、シリコン素材の大きなポケットが付いている汚れ防止のエプロン·麺類が絡みやすいフォークなど。でもこれら全ては、どの赤ちゃんにも必要なものですか?ネット上で「これ良いですよ!」との情報を見れば、「それならうちの子にも~!」と思うかもしれないですよね。私も6年前に長女を出産しましたが嫁ぎ先に気軽に話せる友達もおらず、とにかくネットサーフィンの毎日で「これ、良さそう!」と思ったものは実際に必要だったものなのかは別として、ポチポチ何も考えずに購入していたように思います。
妊娠·出産を機に離乳食について、また赤ちゃんの身体の機能について学び始めた私ですが、実際に勉強して思うことは「ネットの情報に惑わされすぎて、我が子の状態をよく見ていなかったな」ということ。つい、便利グッズの楽さに頼り切っていました。特に水分補給が苦手だった娘は「赤ちゃんの口からこぼれないもの」を私が敢えて選び、何を使っても中々上手く飲めないので本当に色んなものを次から次へと試しました。もしも使っていなかったらもっと娘の●●機能を育ててあげられたのに…。と今だからこそ思うことも。もちろん、こぼれてしまったら後片付けが大変だから…とママの心の寄り添うこともとても大事ですが、当時の私はどこに聞いたら良いのかわからなかったから、色々買って試したんですよね。
冒頭にお話したママほぐ産後カフェでは「ママが話す·学ぶ·休まる場所」として毎月第3金曜日に開催しています。ママたちは産後直後から、自分の体もままならないまま赤ちゃん中心の生活が始まります。そんなママたちが気兼ねなく話せる憩いの場所です。だから、参加してくれたママたちから相談されると、ワクワクしてとても嬉しくなる自分がいます。だって一番大事なのは、「ママと赤ちゃんがどうしたいか·どうなりたいか」ということを大切にしたいから。
赤ちゃんを連れてのお出かけは大変だと思いますが、そこに勇気を出して参加してくれるママと赤ちゃんにこれからも沢山のエールを送り全力で応援します。もし、こんなこと誰にも言えないしな…、どうしよう…とお悩み中のママがいたら、是非一度遊びに来てくださいね。
筆者プロフィール
はじめ りさ
一般社団法人 離乳食インストラクター認定講師
母子栄養協会 幼児食アドバイザー
母子栄養協会 妊産婦食アドバイザー
妊娠期のママから産後まで、『食』を通しての身体づくりについて、また離乳食や幼児食からのお口の機能・噛む力と身体の発達・姿勢についてなど、食の土台作りをサポートします。